店頭特集「秋の夜長はジャズ・ヴォーカルで」

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「ニューヨークの秋」「ティズ・オータム」「枯葉」など秋の曲を、しっとりとジャズ・ヴォーカルでいかがですか?

ニッキ・パロット『枯葉』13年日本盤 CD 1,400円 オーストラリア出身のウッド・ベーシスト&シンガーのニッキが秋の曲を取上げた四季シリーズの第3弾。タイトル曲の他「ローマの秋」「木の葉の子守唄」「オータム・セレナーデ」などをシルキー・ヴォイスで唄う。

ヘレン・メリル『ヘレン・メリル』74年日本盤(オリジナルは55年)LP 1,500円 ”ニューヨークのため息”と言われたヘレンの代表作であり、ジャズ・ヴォーカルを代表する名盤。ハスキーな声にクリフォード・ブラウンのトランペットが絡む「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」は一度は聞いておきたい。

アニタ・オデイ『アニタ(邦題:ジス・イズ・アニタ)』82年日本盤(オリジナルは56年)LP 1,500円 即興性を重視した器楽的唱法のアニタのヴァーヴ・レーベルでの1作目。声域は狭いがそれを持ち前のジャズ・フィーリングでカヴァーし代表的なジャズ・シンガーとなった彼女の代表作。本作にはギタリストのバーニー・ケッセルがバックに入っている。

パティ・ペイジ『ザ・ワルツ・クイーン』59年米国盤(オリジナルは57年)LP 1,000円 「テネシー・ワルツ」のヒットで知られるパティの17作目。アーヴィング・バーリンやロジャース=ハートなどのワルツ・ナンバーをゆったりと唄う。彼女は多重録音でも知られ、ジャケットはそれをイメージしていると思われる。

ベティ・ローチェ『シンギン&スゥインギン』86年米国盤(オリジナルは61年)LP 1,900円 43~44年と52~53年にデューク・エリントン楽団に在籍したシンガー:ベティのソロとしては2作目。「セプテンバー・ソング」などのスタンダードを取上げ、情感豊かなヴォーカルにジャック・マクダフのブルージーなオルガンが絡む。

ダイアナ・クラール『グラッド・ラグ・ドール』12年EU盤 CD 1,000円 今や女性ジャズ・ヴォーカルの代表的存在であるダイアナの12作目。本作は父のコレクションだった20~30年代のジャズ・ナンバーを中心にしたアルバム。プロデューサーはロック畑のT・ボーン・バーネットでギタリストはジャンルレスのマーク・リボーが務める。

ステイシー・ケント『ザ・ボーイ・ネクスト・ドアー』03年英国盤 CD 1,300円 癒し系のヴォーカルが人気のステイシーの6作目。本作はトニー・ベネットやポール・サイモンなど彼女のミュージカル・ヒーローたちの歌を集めたアルバム。ちょっといつもとは雰囲気が違う。

ジゼル・ストーム『ナッシング・イン・ビトゥイーン』12年デンマーク盤 CD 1,000円 デンマークのシンガー・ソングライター&ジャズ・シンガー:ジゼルの3作目。マグナス・ヨルトをピアニストに迎え、甘く繊細で透き通るような歌声を聞かせる。「キャラヴァン」は大胆なアレンジで取上げている。

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